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甘味料不耐症考。(長文) [ひとりごと]

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする、という体質の方がいらっしゃいます。
それを乳糖不耐症というそうです。
しかし、私は人工甘味料に対して、その症状が出ます。

甘味料不耐症です。

現代社会に生きるには実に難儀な体質この上なし。

体は丈夫じゃないし、元々あまり体質は良くないのですが、
子供の頃の食物アレルギーで苦労した記憶はないので、
そこまでひどいアレルギー体質ではなかったと思います。
正直言ってお腹のコンディションは昔から割とよろしくありませんでした。

大人になってたらこを食べ過ぎてたらこアレルギーになったり、とか、
そういう明らかに自分の過失でアレルギーを発症したことも引き金になったのか、
花粉症もいろんなものに反応してほぼ通年なので完全なアレルギーマーチです。
で、アレルギーを気にしすぎて油断していたのが、人工甘味料です。
※元々が天然に存在するものであっても大量生産されているものを以降人工甘味料(甘味料)と表記させていだたきます。

「多量に摂取すると一時的にお腹がゆるくなることがあります」

というような注意書きのあるお菓子が増えています。
まあ、そういう文言のあるものは大概食べ過ぎればそうなるので、
キャンディに多いのですが、ガムとかでもそういうものは避けるようになりました。
気をつけないと私が大好きなチョコレートにも入っている。
腹立たしいし、食べると腹が痛い。なんなのゼロカロリーって。
食べる以上はカロリーは摂取するものでしょう?
生きていく以上、カロリーは必要なものなのに、なんだそれは?
そもそも、食品会社って安全なものを消費者に提供すべきなんじゃないの?
なんでその製品食べたらお腹壊すかもよ、みたいなこと堂々と言っているの?
美味しいのにゼロカロリーとか、そんな虫の良い話、疑ってかからなければ。
と、いろいろ疑問を持つようになりました。

次第に私は市販のお菓子を食べることが激減しました。
とりあえず市販のお菓子を食べなければ、
甘味料が私の体内に入る可能性は減る。

ただ職場で配られるお菓子ほど迷惑極まりないものはないです。
事前にチェックできればいいけど、
切り分けられた生菓子とか、避けようが無いもの。
量が少ないから女性だけに配ります、という親切心は完全に仇となる、
非常に悩ましい事態です。無碍に断るのも角が立つしなあ…
捨てるのも忍びないし。MOTTAINAI。

しかし、最近はお菓子だけじゃなくて、
普通の食品の甘みをつけるのに使われていることが非常に多いのです。
なぜかまぼこにソルビトールが入っているんだ、とか。
美味しそうな温めるだけで食べられる冷蔵品のお肉の煮込みにも入っていたり。
ソースとかドレッシングとか、添付のたれとかわさびとか、本当に油断なりません。
ソルビトール(ソルビット)、トレハロース、スクラロース、キシリトール…
ビールが好きですが、ビール系飲料にもカロリーオフを謳っているものは飲めません。

あとマッコリも美味しいのにアスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)が入っているものが多く、
入っていないものは「甘味料無添加」とパッケージに書かれています。
人工甘味料を入れないことが特別みたいな雰囲気に違和感を感じるのは、私だけでしょうか?

あと結構困るのが、ドリンク剤に入っていることが多いです。
ハードワークで時々頼るのですが、結構NGなものが多くて、
とりあえず最近飲めるのはレッドブルくらいなものでしょうか。
以前からある、オリジナルの濃い青のほう。新しいものはNG。

なんらかの甘味料を知らずに摂ってしまうと数日間体調が戻りません。
場合によっては仕事にも支障が出るほどです。
私の場合、お腹がゴロゴロというレベルではないのです。

おかげでスーパーでの買い物は非常に時間がかかります。不審者レベルです。
自分が食べるものの原材料名を全てチェックしなければならないからです。
そのあたりはアレルギーっ子をお持ちの親御さんと同様かと。
それが面倒になって生協ユーザなのですが、生協でも完全防御は出来ず、
カタログには出ていない原材料名はネット注文の画像で確認しなければなりません。
甘辛い味付けのものは、まず疑ってかからなければならない。すごいストレスです。
疑わしきは排除せざるを得ない状況が、とても悲しいです。

それから敢えて名前は出しませんが、昔からある銘菓に、
いつのまにか原材料に甘味料が増えていることがあり、
それを知るたびに非常にショックを受けることがあります。
以前はそんなもの入っていなかったのに…と。

あと、私は外食はときどきします。
しかし何事もないことの方が多いのですが、実はちょっと怖いです。
親切なお店ならカロリー表示はあっても、
食品成分の表示は表示義務のある特定のアレルギーのものしかないことが多く、
このメニューにはこんな甘味料使ってます!なんてお店は皆無ですし、
むしろ知らずにそれが含まれている材料を使ってしまっていたりするかもしれないからです。
いつだか、会社の昼休みに近くの飲食店のご厚意で
女性のお客様だけに、と供されたデザートに、
私の胃腸が反応してしまい、食後~午後の仕事中にとても辛い思いをしたことが。

そういうことがたびたび続いたので、
私は自炊とお弁当作りを活発化させているのです。
自分の体調管理のためには、せざるを得ません。

最近、私は持病とは別に過敏性腸症候群(IBS)であることが判明しました。

私の場合、大きな原因は仕事によるストレスが一番なのですが、
漢方薬と整腸剤を処方され服用しているうちに大分改善してきました。

ひょっとしたらそのような不調に苦しんでいる人は、
食生活を一度見直したほうが良いかもしれません。
知らずに食べているお菓子に横文字の甘味料が入っていたり、
練り物にもソルビトール・トレハロース、スクラロースとか。
気づかないうちにお腹の不調の原因になっている可能性、とてもあり得ます。
お腹に良いと思われている乳酸菌関係にも、
甘味料が使われているものが非常に多いですからね。要注意です。

別に食べてもなんでもない人は食べても良いと思います。
でも食物アレルギーよりも知られていない甘味料不耐症、
本当は潜在的にすごくいるんじゃないのかなあ…と私は思うのです。

もちろん全否定ではなくて、
ある病気の患者さん用の甘味料というのも
スーパーに普通に売られています。
お砂糖が摂れない為に必要な方もいらっしゃいますから、
そればかりは私が甘味料良くない!!と声高に言ってもしょうがないのです。
そういうところが食って難しいんだよなあ…本当に。


健常に生きている以上は、
一生なんらかを経口で食べて生き続けなければならない現実。
今全く健康に問題が無くてなにも気にしないで食べているような人でも、
あとから後悔しない為に、自分が食べているものの原料の由来が何なのか、
製法がなんなのか、少しでも知っておくべきなのではないかな、
と私は自分の体質の悪さを以って、
ちょっとでも皆さんに食への意識を高めていただくきっかけになれば。

甘味料不耐症自体は所謂アレルギーとは違いますが、
ひょっとしたら別の添加物にいつかアレルギーを起こす可能性は誰にでもあるのですよ。
だから、現在健康な人も食べるものには気をつけてほしいのです。


追記:
これ、公開するかどうか非常に迷ったのですが、
食物アレルギーほどは重篤なものではないし、
こういう体質があることを知らない人のほうが圧倒的に多く、
あまりにスポットが当たらない現実に悲しくなり、
ちょっとだけ問題提起をさせてもらおうかと思った次第です。

私は食品添加物全否定ではありません。
添加物があるお陰である意味現代の食文化は成り立っているとも思います。
非常時にはそういうものも食べざるを得ないとも思います。
災害用保存食なんて、添加物の技術なしでは無理なものもあります。

ただ平常時にわざわざ摂る必要はないもの、という意識は常に持つ。
という心持で行こうと思っています。

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